2012年2月21日火曜日

DAC改造記パートⅥ

先回、LME49600のBuffer AMPが発振したため、一旦外したのですが
今度はOP AMP搭載して、極力ゲインを落とした形で再度使ってみました。
帰還抵抗をKOA金属皮膜1kΩからPRP金属皮膜100Ωに交換して、様子
を見てみましたが、無事発振も止まり、音質もDAC差動合成Buffer 
LT1037CNを直接Power AMPに繋ぐよりも、グンとドライブ感のある
力強い音になりました。ピアノが生々しく響きます。
これが、OP AMP搭載しなおしたLME49600のBuffer AMPです。
OP AMPは初段およびDCサーボ用共にOPA2604にしました。
初段をLME49990にもしてみましたが、OPA2604のほうが好み
ですね。赤い抵抗が交換したPRP製の金属皮膜抵抗です。

コンデンサーアレー基板ですが、以前は電源基板からコンデンサーアレーを経由して
その供給側の反対側からとDAC基板に接続していましたが、ケミコンのキャラクターが
目立ち、今一の音になるので、試しに電源基板側は接続したままで、DAC側の配線を
外して、DACには電源基板から直接供給するようにしてみたところ、意外によい結果を得ました。


コンデンサーアレーは置くところが無くなり、上記写真のようにシャーシからはみ出したため、
天板が付けられなくなってしまいました。ただ、音の方は、LME49600Bufferとコンデンサー
アレーの相乗効果で、音の方は音の厚みがこれまでになく充実して、非常に満足できる音に
なりました。弱音でもひ弱にならず、演奏者の存在感がくっきり感じられ、大きな音でもうるさく
なく、音楽を聴くことが本当に楽しく感じられます。

DAC出力を片ch当たり2パラ駆動する様に先回改造したことも、よい結果につながっています。

2012年2月12日日曜日

DAC改造記パートⅤ

今まで、DACのI/V変換後の差動合成OPAMPの後に、NSのLME49600を使用した
Buffer AMPを使っていたのですが、GAIN"1"で使用していたところ、2ch有る内の
片chのICが発振していたようで、異常発熱していました。なんと130℃位まで上がって
いました。

※GAIN"1"で使うことは、この基板では想定されてないので、この基板の問題では
ありません。この基板はもともとヘッドフォンAMPとして設計されており、適切なGAIN
を持たせた使い方が本来の使い方です。発振してしまった原因は、写真1:にあるように
OPAMPを外して、初段のOPAMPの入出力をショートし且つDCサーボAMPも外した
ことが原因です。正式な使い方では問題ありません。
私の使い方がまずかったので、その点は誤解のないようにお願いします。

写真1:これが異常発熱していたLME49600の基板です。
2個ある内の上側のICが発振したICです。
TAB端子をエポキシ樹脂で接着していたのですが、
上側のICのTAB部だけ接着剤が茶色に変色しているのが
判ると思います。
よく壊れず耐えてくれたものです。

GAIN"1"のままでは、結局、LME49600発振対策が出来ず。このBufferを使用しないこと
にしました。
後日、ヘッドフォン用のAMPとして正規のGAINとサーボ機能をもどして使おうと思います。

LME49600をBufferとして使い始めた時は、低域の馬力が相当アップしましたが、若干賑やか
な音になっていました。今回はずしてみて、久しぶりに差動合成のOPAMPの出力を直接
Power AMPに繋いだところ、をLT1037CNに交換した事もあるかも知れませんが、音質的
にはLME49600無しでも問題なさそうです。

LME49600のBuffer基板を外すと、可なりスペースが空いたので、±15vの電源出力に
コンデンサーを大量に付けて、電源強化を試してみました。

 写真2:ニチコンKWシリーズ2200μ16v24本追加してみました。
写真3:裏面は0.5mmの銅板で配線しました。

写真4:右下に見えるのが2200μ16vを6本ずつ+15vと
-15vラインLch/Rchの2系統に追加した様子です。

追加した結果、妙に低域が締まってしまい、あっさりした音になってしまいました。
(ニチコンの性かも???偏見かな?)
その代わり、音像定位がビシッと決まり、細かい楽器の音もクリアーになって聞こえます。
でも、このあっさり感は・・・、すこし気になります。また、高域が少しきつい感じになり、
ちょっと残念な感じになりました。これを外した方が、低域がふわっとして豊かに聞こえます。
ケミコンはエージングで結構音が変化しますので、少し様子を見ようと思います。

・・・が、待ちきれないので、DAC基板そのものも改造しました。

まず、ニチコンだらけのケミコンをOS-CONのSPシリーズに変更です。それで大分高域の
きつい感じが収まりましたが、まだ、低域のあっさり感が気になります。
そこで、I/V変換のOP AMPをLME49990からOPA2604に戻してみました。

写真5:DAC基板のAudio系のケミコンを全てOS-CON SPシリーズ
にしました。紫色スリーブのものがそれです。
また、I/V変換用OP AMPはOPA2604へ戻しました。

どうでしょう・・・。低域のふくよかな感じが戻ってきました。LME49990は交換直後はよい感じ
でしたが、エージングが進むと私好みの音ではなくなってくるようです。

やはりOP AMPはNS系よりBB系の方が私には合うみたいです。
ケミコンではニチコン系はあまり自分には合いません。

OS-CONのSPシリーズは通常のケミコンより癖がなく、私はよいと思います。ケミコン
で迷ったら一度使ってみることをお勧めします。ただし、OS-CONのように固体系のコンデンサ
は扱いに注意が必要です。下手をすると故障モードがショートなので、使用電圧に対し定格電圧
は余裕を持ってお使いください。また、半田付けする際には、加熱しすぎないことも重要です。

念のため、コンデンサメーカーの使用上の注意書きはよく読んだ方がよいですね。

2012年2月6日月曜日

DAC改造記パートⅣ

先日手放したCrown D75AはBAL入力を持っていたので
DAC出力もBAL出力で接続できましたが、DC300AはUNBAL入力しか
ないので、DACのBAL出力の内、片側の出力だけDC300Aに繋いでいました。
これではMONO仕様で使っているDAC IC PCM1792Aの2chある出力の内、
1ch分しか使っていないため、もったいない使い方をしています。
そこで2ch分のDAC出力を合成して、I/V変換し、差動Bufferで受けて、
UNBAL出力するようにしました。
ここで単純にDAC出力で合成すると出力電圧が倍になってしまうので、
抵抗値を一部変更しています。

 I/V変換でDUAL TYPEのOP AMPを二個使っていた内1個とそのOP AMPの
出力を受けていたOP AMPが不要になり、上の写真のようにちょうど半分
OP AMPを外しました。
発熱が問題になった、LME49990ですが、0.5mmの銅板でひと巻きして放熱器
代わりにしました。ICと銅板間には、シリコンの放熱シートを挟んでいます。

写真では分かりにくいですが、DAC出力は、この写真のように、2ch分の出力を
裏付けリード線でショートしています。




はたして、音質改善はされるでしょうか?

2012年2月4日土曜日

Crown DC300A POD交換

しばらくイジッテなかったDC300Aの入力音量調整用のPODをCTS製から以前購入
していたALLEN-BRADLEY製に交換しました。
CTS製はケースや端子が磁性体で磁石にくっつきますがALLEN-BRADLEY製は
磁石にくっ付きません。

これで音が違うかどうかは、まだ、確認できていません・・・
TVのある、家族と共用の居間にAudioがあるので、自由にAudioで音楽が
聴ける環境ではありませんので・・・

CTS製はこんな感じで磁石にくっ付きます。

ALLEN-BRADLEY製は磁石にくっ付きません。

ALLEN-BRADOLEY製のPODはシャフトが長かったので、今まで使用していた
ツマミが使えません。そこでサトーパーツ製のつまみを購入し、シャフトの穴径が
国内用で細いので、ドリルで拡大してみたところうまくハマりました。

DC300Aの手前にあるのが今回交換したつまみとPODです。
つまみとPOD交換後ラックに収めた様子です
Crown DC300Aはかなり古い製品なので、大概トランスカバーが凹んでいるのですが
この個体は奇跡的にきれいな状態です。
奇跡的にトランスカバーが凹んでいません

以前、ご紹介した、内部の電解コンデンサーの一部をまた換えました。
入力バイアス回路の10μと100μですが、ELNAのRFOシリーズから同社のRFSシリーズ
(SILMICⅡ)にしています。やはりRFOシリーズの音は気になる部分があり、結局我慢
できず・・・
 茶色のケミコンが交換したELNA RFSシリーズの10μ50vと100μ25vです

DC300Aはとても良いアンプだと思います。30数年経っているとは思えないほど、フレッシュ
でエネルギッシュな音を奏でてくれます。決して、荒くなく、繊細で、細かい描写や空間の
高さや奥行きの表現もよく出してくれます。また、SPコードやRCAコード、DACの部品を換えた
場合の違いもよく表してくれて、弱点もあからさまにしてくれます。おかげで自作DACの弱点も
よく判るようになり、ちょっと大変でしたが、それら改造の結果、更にシステム全体のレベルが
上がって、音楽を聴くのがとても楽しくなりました。これからも長く付き合っていけそうな気が
します。(でも、そのうち何か気になることが出てくるものと思いますが・・・)

実は、以前改造内容をご紹介したD75Aの方は手放しました。改造でDC300Aの状態が
良くなるにつれて、D75Aの出番が少なくなり、もったいないので、使っていただける人に
お譲りしました。引き取って頂いた方は、D45をすでにお使いの方でしたが、私の改造した
D75Aの音を気にいって頂けた旨のご返事をもらいました。
こういうのは、改造した甲斐があるというか、ちょっと嬉しいですね。