説明してみます。
L/R RCA出力コネクターのGND端子に0.5mmの銅板を橋渡して、ここをDACユニット全体の
基準GNDとします。気分的には銅板の中心が基準ポイントです。
ケースの外側からRCA出力コネクターの間に橋渡しした銅板を横から見た写真です。
ビスでラグ端子が止めてありますが、このラグ端子に下の写真で示すACコードのGNDラインと
ACコードのシールドをケースにアースしたポイントから引いてきたコードが繋がっています。
このラグ端子とL/R RCA出力コネクターのGNDを橋渡しした銅板を別のL字状に曲げた
小さな銅板で半田接続しました。このポイントが全体の基準GNDです。
この写真は、前述したACコードのGNDラインとACコードのシールドをケースにアースした
ポイントです。茶色い2本のコードが右側へ行っているのが判ると思います。
DAC基板の様子を下に示します。
今までの度重なる改造のおかげで、とても汚い基板となってしまいました。
この写真は、DAC基板の裏側ですが、JP GNDと書かれている部分がDigital GNDとAnalog
GNDの接合部です。通常半田で接続されていますが、今回は写真のように分離します。
右上の方に紫色のコードが付いていると思いますが、このポイントがDigital系3.3V電源のデカップリングポイントなので、DAC基板のDigital系基準GNDになります。ここから、上述の
銅板基準GNDまで紫色のコードで繋ぎます。
基板の下の方に黒いコードが繋がっていますが、ここはAnalog±15Vのデカップリングポイント
なので、DAC基板のAnalog系基準GNDになります。ここから、Digital GNDと同様に銅板の
基準GNDへ黒色のコードで繋ぎます。
この写真は、DAC基板の出力をバッファリングしているLME49600を使ったBuffer AMPです。
太めの白いコードが基板上端に繋がっていますが、ここがこの基板の電源デカップリングポイント
なので、この基板の基準GNDになります。ここから銅板の基準GNDへ白色のコードで繋ぎます。
DAC Digital GNDが紫色のコード、DAC Analog GNDが黒色のコード
Buffer AMPのGNDが白色のコードで、これらを銅板の基準GNDに繋いだ様子がこれです。
グリーン色のコードを中心にLchとRchから持ってきた各GNDをシンメトリーに配線してます。
この改造により、各回路ブロックの基準GNDが個別に銅板の基準GND一点に繋がることから、
各ブロック間の電源変動相互干渉が無くなり、音質が改善されました。
できれば、DACのAnalog 5V系のGNDとAnalog ±15V系のGNDも分けたいところですが
この基板では、厳しいので次回作でやってみたいと思います。電源基板ももう少し手を入れたい
個所は有りますが、やはり基板の制約で厳しいです。この課題も次回作へ持ち越しです。
何時になるか判りませんが、今回の検討結果を盛り込んだDAC次回作を早く作りたい今日
この頃です。
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