2011年12月11日日曜日

Crown DC300A修理日記パート1

以前、手に入れたDC300Aの修理に取り掛かっています。DC Off setを調整する
半固定ボリュームがch当たり2個有りますが、250kΩの方が調整できず。調べた
所、抵抗体が剥がれ落ちていて、OPENになっていました。


これがその半固定抵抗器を分解した際の写真です。見事にカーボン抵抗が無くなり
ベーク板がむき出しです。

ここで困ったことに、今時こんなにサイズの大きな半固定が有りません。
探したところ、米国のTalon Electronicsというサイトに、Bourns社の3355シリーズ
が極僅か在庫が有り、入手いたしました。ただし在庫は100kΩと500kΩしかなく、目的の
250kΩが無いため、500kΩを入手し、510kΩの固定抵抗器をパラって使ってみようと
思います。

そのほか、ケミコンとフィルムコンデンサーを一通り交換してしまいました。

今回、ケミコンはエルナーのシルミックⅡと高耐圧の5μ100vや10μ200vには
スプラグ製を使って見ました。フィルムコンデンサーはJantzenのCross cap、
ASCのX363とシルバードディップマイカに交換です。
音はどんな感じか全く想像が出来ませんが、オリジナルで付いているフィルム
コンデンサーの端子部が非常に頼りない作りで、フィルム電極の両サイドも密封
されていないので、製造後30年以上経ってますから交換は必要と思いました。

銀色のコンデンサーがスプラグ製のケミコンです。
赤い線の入ったフィルムコンはオリジナルのコンデンサー
こちらの黒いのが交換したJantzenのCross cap
こちらの白いフィルムコンがASC製X363で、その下の茶色いのが
シルバードマイカコンデンサーです。

Talonから半固定が届き次第、早く音出ししたいですね。

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